2013年6月23日日曜日

東川からテーブルがやってくる!

 カフェのデザインをしてくださったTさんに,新しいセンターのレイアウトやテーブルのことを思いきって相談したのが16日.あれよあれよ言う間に東川の家具屋さんにテーブルを注文して下さった.カフェの時と同じように社長さんが東川から運んで下さることに.そしてレイアウトの作図が届く.

 間仕切りを止めて,一つの部屋は100平米をひろびろと使う.カーペットは黄緑.いったいどんな空間になるだろうか.楽しみでワクワクする.この時ばかりはお金の心配は止めよう.

 昨日は北海道ダルクフォーラムがあった.カフェはボランティアでコーヒーをおとしてお客様に提供.sama-samaのビーズも販売させていただく.メンバーの話,近藤さんのお話,どれも発見が多い.理事長の芦沢先生は相変わらず笑いのツボを押さえている.いつも近くでたくさん私のグチを聞いてくれたダルクのスタッフ達からはなれるのは何だかとても寂しいです.

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2013年6月19日水曜日

そんな日もある

 今日の午前は「当事者研究」のプログラム.いまは「人との距離の研究」をおこなっている.これがまた,なかなか面白い.前回は人との距離を計るうえで“ハードル”という概念が出てきた.要は人との垣根,あるいは敷居の高低に関わる話しとなったが,おおむねこれまでの利用者は人との関係で傷つくこと(傷つけられること)への怖れからとても人との距離が遠い.しかし最近その垣根というか敷居を飛び越える人の登場で,場が凍り付くというか,みなが言葉を失うような場面を作る.この落差こそが「それいゆ」らしさでありグループの面白さだと思う.

 引っ越しが近づき,ダンボールだらけのセンターには体調不良のメンバーが多い.昨日は移転先の見学会だったがここでもいちいち面倒な反応を示す人続出.さすがです.

 という訳でこういう時は非日常を行うべし.この日何とか重たい気持と身体を引きずってやってきたみんなを連れて大通り公園でぼけーっとする.水が見たいというリクエストに噴水を眺める.その後近くの「大通りビッセ」にてそれぞれ好きなスイーツを選んで食す.まあ,そんな日もある.人との距離はこんな非日常で思いがけず縮まることもあるのだ.

 

2013年6月18日火曜日

被災地支援

 所属するASW(日本アルコール関連問題ソーシャルワーカー)協会は,一昨年より石巻市の支援を行っている.具体的には,仮設住宅などでストレスから過度な飲酒が見られ介入が必要な方や,震災を機にもともとあったAL問題が顕在化した方への援助をどうおこなうのか,援助者への研修やコンサルテーションをおこなう.また,実際に仮説住宅の訪問に同行することもある.

 私は協会の認定スーパーバイザーということで,これまで何度か支援に入った.毎回保健師さん達の前向きで積極的姿勢にこちらが力をもらう.また,仮設住宅に「支援員」さんとして住民の方達がこまめに訪問されている.コミュニティが分断され,人との結びつきが希薄になる傾向を何とか食い止めようとしている.こうした支援についてはあまり紹介されないけれど,大変重要だ.仮設住宅にうかがうと,本当に昼間の人影はまばらだ.お茶のみ会や巡回のミニスーパーマーケットなど,人が集まる機会を作っているが,本当に顔を見せて欲しい人が出て来ないのだと,関わる方達は心配している.一歩玄関を出ることで違う風景が見えるのだが,心が弱っているときには,そのエネルギーすら出ないのかもしれない.待つことと働きかけることの微妙なバランスをとりながら,今日も被災地ではたくさんの援助者と住民で作るネットワークが活動している.ほんの少しだが,アルコール依存をはじめとする様々なアディクション問題に関わってきた一人として,そのネットワークを支える力になりたいと思う.

 写真は石巻市役所前.石の森章太郎(この字でよかった?)の出身地ということで,仮面ライダーがお出迎え.

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2013年6月7日金曜日

移転先見学

 昨日,スタッフ全員で移転先の見学.防火壁や間仕切りの工事担当であるリフォー夢工房の方達とも合流して,壁の位置や大まかレイアウトについて打ち合わせをおこなう.当初は2つとも部屋の中央部分で2分割することを考えていたが,南側の部屋はお日様がたっぷり差し込むので,思い切って間仕切りの壁は作らずにパーティションまたはロールカーテンで仕切ることを検討.

 メンバーの休憩スペースには,寝転ぶことが出来る小上がりのようなスペースを作ってもらうことにした.いくつか計画の変更はあるけれど,苦労してやっと決まった転居先なので,気持のよい空間にしたい.あんなに広いと思ったスペースだけど,みんなが集まるとそうでもないのかもしれない.運営の維持を考えるとドキドキするが,この場所からまた始めよう!そう思うと力が湧いてくる.

 

2013年6月1日土曜日

たっぷり休んで

 今日は朝から快晴です.近くの小学校では運動会があるのか朝から花火の合図で起こされた.

 AM6時からおじいちゃま(私の父)のお手伝いで,畑おこしと雑草抜き.夕方には長男(21歳)と長女(16歳)を伴って再び作業する.おかげで今年も畑にたくさんの野菜を作ることが出来そうだ.苗ものを買い,エンドウ豆を植えて水をやる作業.これまでは全部おじいちゃまがやってくれたが,昨年秋に肩を骨折してからは思うようにならない.高齢者は自分の気持と体力に落差が大きくなることをどこかで否認するのだと思う.でも,出来ない点をさりげなくこちらでカバーすれば気持よく作業が出来る.そうすると出来ないことは,当の本人にも認めやすくなるのだ.

 今年は初めてズッキーニを植えてみる.毎年完熟トマトでラタトゥーユを作るのだが,おじいちゃまの畑師匠であるTさんより立派なズッキーニをいただく.なので,今年はTさんに教えていただきながら育ててみようと思う.うまく出来たらカフェで使おう.グループホームのみんなにもお裾分け出来る.

 つれは作業せず.代わりに夕ご飯の支度をしてくれる.焼き鳥,かぼちゃの煮物,セロリの自家製漬け物と白ワインを少しいただいたらすっかり熟睡モードにはいった.それ,今日干した布団だよ.そんな言葉も彼には聞こえない.たっぷり休んでね.私はこれから締め切りを過ぎた原稿の仕上げに忙しい.

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