2013年7月31日水曜日

見学会

 昨日は関係機関や一般の方々を対象にした見学会だった。朝から夕方までとぎれることなく30名ほどの方々がお越しになった。半分以上が初めてお目にかかる方だったというのが嬉しい。HPでご覧になったという方もいて、みて下さる方の存在を実感した。

法人の施設概要や最近の傾向、現在の場所でどんなことをおこなっているか等々をお伝えし、実際の活動の様子も見学いただいた。スタッフルームではお互いに名刺を交換したり、ひょんなところで共通の知り合いがいることが判明するなど、賑やかな時間になった。世間って思っている以上に狭いっす。

 町内会長さんも「あさかげ」のみなさんと顔を出して下さった。町内の地図をいただき、ふむふむと見入る。これから何かとご相談に乗っていただくこともあるだろう。夏祭りにいらっしゃいと誘っていただく。

 センターに通所を考えていらっしゃるという方ものぞいて下さった。慌ただしくてゆっくりお話が出来なかったので、後日にまた連絡をくださいとお願いする。一息ついて、自分のなかにエネルギーをチャージ出来るような場所として使ってもらえたら嬉しいなと思う。

 昨日はたくさん頂き物をした。美味しくってほっぺが落ちそうなネクタリンを、きれいなお花を、お祝いのお金やそして見事な胡蝶蘭を!!見学に来たプロのカメラマンをしている大学の先輩が、自慢の椅子やメンバーの作品を撮ってくれた(私の写メとは訳が違う)。新しいニュースレターでご紹介出来たらと思う。すごく忙しい一日だったけれど、何だかほっとした。土曜日はいよいよ賛助会員のみなさんをお迎えする。パワポの準備を急がないとね。

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2013年7月29日月曜日

流れる時間

 縁あってグループホームでサポートしていたUさんが、お連れ合いとの新婚旅行で札幌へやってきた。僅か半年だったけれど、忘れることのできない濃厚な時間を過ごした彼女とは、私が仕事で東京へ行く時に時々会っている。地元に戻ってからも、しんどい時に電話をかけてきたり、メールでどうしたらいい?と聞かれる時に出来る範囲で話しを聴き、思うところを伝えてきた。そうしているうちに5年が経った。

 札幌にいたときの彼女はとにかく人を求めながら人を遠ざけ、近づく人をズタズタにしかねない怒りを孕んでいて酷かった。そうしないと自分を保てないくらいの歴史をわずか19歳で抱えている人だった。必死で向き合うことにしたものの、半年でこちらがgive up。自分の非力さを認めざるをえなかったが、それが出来たことをいまでも良かったと思える。

 人には変化し成長する力がある。心の底からそう感じさせてくれる出会いだ。

 彼女が一緒に食事をした際に一冊のアルバムをくれた。なかには彼と二人で撮った写真が何枚もレイアウトされている。了解をもらって一枚を選ぶ。

 これから先も、いろいろなことがあるだろう。取り乱し、怒りまくり、自分を見失うような出来事と遭遇するのかもしれない。しかし少なくとも彼女は自分に降り掛かるそうした出来事と対峙する際に、一人ではなく傍らの人と力を合わせようとしている。そのことが私を大きく揺さぶる。

 「信じる」それは説明の難しい感覚だ。やってみせるとか、そこにあるよとか見える訳でもない。彼女を支えてくれた多くの人とこの奇跡を喜びたいと思う。

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2013年7月27日土曜日

疲労

 このところの無理が身体にちゃんと出るようになったせいか、今週は絶不調。月曜日のレクに続いて、昨日は当直明けで頭痛と吐き気に身動き出来ず。鍼の先生には「極度の疲労」と言われ、3回目の鍼でかなりラクになった。来週は火曜日、土曜日に新しい事務所の見学会やオーストラリア研修の報告会があるので、スタッフに任せてひたすら休養。

2013年7月20日土曜日

助成金応募の前に

 今日の研修はひときわ興味深かった.「地域社会のために助成金をどう生かすか」というテーマで,助成金のあり方を考え,助成団体の方々と直接お話する機会もある貴重なものだった.今までに助成金をいただいた団体もあるし,初めて名前を聞く助成団体もあった.
 リカバリーがおこなっている事業の大半は,法律に基づくサービスに対する給付金と,自治体による単年度補助金が財源によってまかなわれているのだが,助成金をえることで出来る事業というのが存在する.しかもそれは助成金だからこそやることに意義がある事業だ.周りでも受けているNPOはあるが,なかにはなぜ事業(主にイベント)開催のチラシにこんなお金をかける必要があるのか.なぜ金太郎あめのように代わり映えのないセミナーに対してお金が出ているのか疑問な事業も多い.
 けれども今日の研修で私の関心をひいたのは,環境NPOの助成金事業報告だった.とにかくコンソーシアムのよいお手本だ.
 自身の反省をこめて,福祉系NPOはともすると自分たちの活動こそ大事だと主張する.頑張っているのに評価されないという不満をよく耳にする.確かにそう言いたい気持になることはあるのだが,どの分野の活動も大事なものだろうし,いい加減にはやっていないだろう.でも欠けているものがあるような気持になった.自分たちの活動を相対的な視点で位置づけることだ.近視眼的,視野狭窄のなかで革新的な発送やイノベーションは生まれないだろう.
 社会福祉政策そのものが抱えるたくさんの矛盾を,批判するだけでなく,全く異なる視点から飛び越える実践のアイデア.それが欲しいとつくづく思う.その発想はいかにして生み出していったらいいのか?どうすれば助成金につながるような形になるだろうか?基調講演の演者におたずねした.答えはシンプルなものだった.「まずはその課題に関連する3つの団体の人と定期的な勉強会をしなさい.研究者も入れるといい.そうして話し合いを重ねているうちに“必要だが形になっていないもの”が見えてくる.そうしたら,何を調査しあるいは研究すると形になる裏付けが出来るかが分かるだろう.そこまでになってきたら,調査に必要なお金がはっきりする.助成金はそのために用意されている」
 同じ課題が見えているはずの3つの団体と研究者.言葉が通じるかとか,感覚が違うとか,そんなことを言っていたら先の近視眼的福祉NPOとちっとも変わりがないじゃないか.自分の課題がはっきり見えた貴重な研修だった.助成金申請の前にやるべきことがある.

今日はお金のことを考える

 いつも会計のこと,各種法人の手続きのことなどでお世話になっているNPOサポートセンターさんから教えていただき,今日は助成金にかんする研修に参加.お金は必要だ.それを助成して下さる団体にどう伝えるのかを学ぶ予定.

グリーン

 地域活動支援センターが引っ越しして,風通しの良い部屋は思っていたよりずっと涼しい.
先日お世話になっているクリニックの先生が素敵なグリーンの鉢植えをプレゼントしてくださった.
週に一度となった皆での掃除には「グリーンの水やり」という係がある.疲れたりへこんだりする気持でいる
メンバーにとって,みどりはホントに癒してくれる色であり,みずみずしい葉からエネルギーをもらえる.
 気持に余裕ができたら,テーブルの上に紫陽花を飾ろう.
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2013年7月17日水曜日

移転後も何かと忙しい

 すっかりブログの方をご無沙汰してしまいました.

メンバーは元気に通っています.冷房完備で,30度を超える日には快適に過ごせることもみんなが通う大きな原動力になっていますね.十分な広さが確保されているので思い思いに寝そべったり,東川より届いたテーブルで飲み物を片手にゆったりするなど,気持ちいい空間です.

 新着情報でお知らせしたように,7/30と8/3に見学会を開催します.7/30はどなたでも,8/3は賛助会員の方々を対象としています.お時間のある方はのぞいて下さいね。

 エレベーターホールに,開設当初「創作」で作ったキルトが掛けられています.現在はクリスマスに向けてキルトを作成中ですが,やっぱり手作りの感じがあったかいね.

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2013年7月1日月曜日

引っ越ししました

 先週木曜日に荷物を運び入れ,土曜日と日曜日は「日本精神科診療所協会学術研究会」に出席.そして今日はついにテーブルと椅子が東川から届き,ダルクのメンバー&スタッフ3人にお願いして搬入を手伝ってもらった.この他にも内田洋行から靴箱が届き,大工のNさんは前のビルの3Fにあった物入れを新しい場所に移して組み立てなおし,デザイナーのTさんとは追加で織りの糸や手芸で使うこまごまとしたものを収納する棚を大工さんに指示.

 いやー,引っ越しに伴うことが際限なくある感じです.でも思ったよりも早く事務所の中は整理され,何度スペースもTさんの的確なアドバイスで次々ものが収まっていく.スタッフは本当に気持ちよく仕事が出来ることを喜んでいるので,メンバー達の個人面接が始まるのが楽しみだ.

 まだまだ一杯報告はあるけれど,テーブルの到着で一気に部屋の雰囲気が創られていく感じがする.写真の向こう側のテーブルには3脚ずつデザインの異なる椅子を購入.こちらが作業するスペースとなる.今日は暑かったけれど,4階は風が通り抜けて気持がよかった.

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