2012年10月18日木曜日

10周年イベントが続きます

 今週19日(金)はいよいよ「第10回それいゆまつり」が開かれます.

そして20日には,東京から平川和子さんをお招きしての研修会と

10周年記念イベントの第2弾.「それいゆまつり」では当事者研究の

発表を行いますが,今年は2本の研究が発表されます.今日はお昼休みに

そのうちの一つを発表するSちゃんと打ち合わせ.パワポ原稿をチェック

してもらいながら,最後のまとめ部分を彼女の言葉で表現してもらいます.

 何気ないけど,これって難しいよね.言いたいことがたくさんあるけど

「まとめ」なんだもん.Sちゃんはいつになく真剣な表情で,途中のタバコ

休憩も交えながら言葉を絞り出していた.終わった原稿を二人で最後に読み

合わせして打ち合わせを終了.これで本番はばっちりだね.

 今日はニュースレターの印刷と,上野さん&信田さんの対談用チラシも

作って印刷と結構忙しい.途中まででその後スタッフに託し大学へと向かう.

今日は演習の授業がある日だけれど,その合間にも別の大学に勤務する先生から

調査研究の依頼について確認の電話が入る.自分の研究でもたくさんの聞き取り

調査に応えてくださる方がいるから,論文が書ける.なので,出来る限り

断らないようにはするけど,フィールド(現場)から遠い研究者が多くて,

そもそも論から始めなくてはいけない調査だと,げんなりしてしまう.

 実は平川さんをお招きしての研修会が終わると,今度は別の研究会で自分が

お話しする.そのパワポを作成.やれやれ,いつになったら一息つけるのかな~.

昨日も午前3時までパワポづくり.さすがに今日はもうおやすみなさい~.

2012年10月15日月曜日

名古屋めし

 10/12~14まで,所属している日本アルコール関連問題ソーシャルワーカー

協会の全国研究大会に参加するため名古屋へ.

 仲間3人と帰りの飛行機搭乗前に「みそかつ丼」をいただきました.

 今回の大会では,当法人からリカバリーハウスのスタッフが「生活支援」の

分科会で発表.日頃の実践を整理し言語化することで,改めて自分たちの支援を

問うことになります.発表前日までかかってまとめたパワポをもとに,

「それいゆ」における生活の支援について予定を大幅にオーバーしての

90分に及ぶ発表となりました.フロアからいくつもの示唆に富んだフィードバック

をいただき,発表したスタッフにとってもそれが財産となりました.

 帰ってきてやれやれと思ったらとたん,夜中にハウスからSOSの電話.

状況判断し,発表してくれたスタッフは,今度はメンバーを連れて救急病院へ.

これが「それいゆ」の日常です.

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2012年10月11日木曜日

生きているだけでいい

 今日はこの春からプログラムを担当させていただいている

「北海道ダルク」でスタッフミーティングに参加.

 ダルクはご存知のようにご自身が薬物依存症という

当事者スタッフによって運営されている.

私は理事ということでかかわってきたけれど,年々,様々な背景を

もつ人がたどり着くようになり,専門職として基本的なアディクション

の理解を促すようなグループワークをおこなっている.

 私がプログラムのなかで感じていることを,スタッフミーティングのなかで

確認したり,またスタッフからそれぞれのメンバーに関する状況を

聞いたりする.この半年で見えてきたことや,プログラム自体が全体の

なかで浮いていないかなどを振り返る大事な時間になった.「それいゆ」では

女性のみに限定された援助だが,ここでは男性に期待される(本人が勝手に

背負う)性別役割などにも配慮しながら参加される人たちの変化や成長を追う.

 そのなかである人の話しにみんなの気持がひとつになる.

過酷な運命を背負いながら生きてきた.だから,ここでいろいろな何かを

しでかしたとしても「生きているだけでいいよね」

そう投げた私の言葉にみんながうなづいてくれた.

 カレのこの先の人生を思うと,今は本当にそう思う.

自分のawayでも,貴重な体験をさせてもらっている.

2012年10月5日金曜日

上川支庁相談研修

 昨日は旭川の永山で研修講師を務めました.

「望まない妊娠・出産をめぐる女性の背景と支援」という

専門職研修です.難しいテーマ...

 養護教諭や助産師なども参加してくださって,熱心な

雰囲気で会場は一杯.

 パワポを作りながら10年以上前にかかわった事例のことを

思いだしたり,「それいゆ」でもこうした体験をもつ人への

関わりに苦労したことを思いだし,考えをまとめるなど,

私にとっても有意義な時間になりました.

 新しくなった旭川の駅舎が木のぬくもりを感じさせる素敵な

デザインで,短い秋の旅でしたが,気分を切り替えることが

出来たように思います.

 来週は北海道精神保健福祉センター主催による「依存症に

関する専門職研修」にてグループワークの講義と演習を担当.

研修の秋,ですねー.

2012年10月4日木曜日

9/22研修会開催

 「それいゆ10周年記念イベント」の第二弾は,ダルク女性ハウス(東京)の

上岡はるえさんを招いての講演会&研修会でした.

 会場がとれなくて午前と夜間という変則的なスケジュールにもかかわらず

定員一杯のお客様がお見えになりました.ありがとうございます!!

 午前の講演は,イースト・プレス社から刊行される『生き延びるための

犯罪(みち)』の出版記念の予定でしたが,本が間に合わず何とか見本のみを

見ていただくことで終わりました(汗).でも本はその一週間後に無事完成.

みなさん,ぜひ書店で見てくださいね.編集されたイースト・プレスの

Sさんも来札されて参加(北海道の味覚を堪能していただきました).

 夜間の部は専門職向けの研修でした.発達障害とアディクション,あるいは

統合失調症とアディクションなど,いくつもの疾患や障がいとアディクションを

合わせて抱える人への援助というのがテーマ.前半大嶋が概説,後半にはるえさんが

援助者の「燃え尽き」を予防しつつどうかかわっていくかをワークショップ形式で

進めてくれました.

 いつもながら,あちこちに話しが脱線しつつ最後は本筋の話に戻るはるえさんの

語りに引き込まれる一日でした.

 スタッフは一日がかりで疲れましたが,sama-samaのビーズもたくさん買って

いただき嬉しい疲れだったと思います.さて,次は10/19の「それいゆまつり」,

10/20の平川さんを招いての研修が続きます.今度はどんな収穫があるのか楽しみです.

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